博多女子高校・地域共創部が実践するキャリア教育


2022年12月 Hood天神にて自分たちの活動を一般の方に向けてのプレゼンテーション

地域共創部は生徒一人一人が「働くこと」への将来を見据えることができるように地域社会との実践的活動を通し、生徒一人一人にとっての「自己実現」を目指しています。

  • 地域社会との実践的活動により将来との繋がりをリアルにし、活動を通して生徒一人一人が将来必要な「スキル」に自ら気づくことができるように。
  • 地域社会との実践的活動により視野が広がったことで、将来「働くこと」への生き方を生徒一人一人が考え、「進路」を自ら選択することができるように。
2016年12月 糸島漁協・芥屋支所にて糸島産ふともずくの新たなレシピを漁師さん達へ提案

博多女子高校・地域共創部での実践的活動を通して4つの能力を自ら育てる

2023年8月 第22回九州地区高等学校生徒商業研究発表会へ福岡県代表として出場(九州大会/那覇市)

参照:文部科学省/中学校・高等学校キャリア教育の手引き 第1章キャリア教育とは何か

【1】人間関係形成・社会形成能力

社会との関わりの中で生活し仕事をしていく上で,基礎となる能力です。

例)他者の個性を理解する力,他者に働きかける力,コミュニケーション・スキル,チームワーク,リーダーシップ力等。

2015年5月 福岡の様々なジャンルの小規模事業者と商品開発等におけるディスカッション
2019年11月 全国生徒商業研究発表会に九州代表として出場(全国大会/東京)。発表本番前に高めるチーム力
2020年1月 竹害の解決策の一つとしての「めんま」づくりにおける問題点解決をグループワークで一般の参加者と行い、グループ発表
2023年12月 地域循環培養土「よかソイルくん」の寄せ植えワークショップを通して幼稚園児に廃棄物も再利用できる事を一緒に体験

【2】自己理解・自己管理能力

成長のために進んで学ぼうとする力であり、「やればできる」と考えて行動できる力です。

例)自己の役割の理解,前向きに考える力,自己の動機付け,忍耐力,ストレスマネジメント,主体的行動力等。

2018年7月 開発商品「糸島だしスープっ鯛」を博多阪急バイヤー様に催事でのお取り扱いの提案(営業)
2019年11月 福岡デザインアワード本選審査会場にて審査員に開発商品の説明を行う。本商品は金賞受賞
2022年10月 九州最大級食の展示会「フードスタイル九州」にて販売店バイヤーや商社に商品の案内&試食などの対応
2024年2月 岩田屋で開催の催事「うまかもん市」決起会(福岡商工会議所主催)にて参加企業様に活動プレゼン実施後、質疑応答

【3】課題対応能力

従来の考え方や方法にとらわれずに物事を前に進めていくために必要な力です。

例)情報の理解・選択・処理等,本質の理解,原因の追究,課題発見,計画立案,実行力,評価・改善力等。

2017年6月 糸島市との企画における進捗の把握、今後についてのディスカッション
2019年8月 糸島漁協本所にて糸島の水産業に関する現状、実績、問題点などの聞き取りなど
2022年6月 九州大学農学部准教授、あまおう生産者2軒(宗像市、筑後市)が来校。生徒達と現状把握、解決策のディスカッション
2023年5月 福岡県大木町「おおき循環センターくるるん」視察と全国トップクラスになったリサイクル率に関する聞き取りなど

【4】キャリアプランニング能力

社会人・職業人として生活していくために生涯にわたって必要となる能力です。

例)学ぶこと・働くことの意義や役割の理解,多様性の理解,将来設計,選択,行動と改善力等。

2019年4月 竹害対策にもなる孟宗竹の幼竹を原材料とする「糸島産めんま」。竹害によるがけ崩れ現場や幼竹の状況を視察
2021年4月 糸島漁協・岐志漁港にて糸島カキの養殖、牡蠣磨き、そしてカキ殻集積場の仕組みを視察
2022年5月 九州大学農学部へ大手IT企業とのスマート農業の研究施設、また最先端施設園芸研究の視察
2023年5月 福岡県築上町にて約20年にわたり町内の「し尿」を回収し、循環型農業の仕組みを支える「有機液肥製造施設」を視察

博多女子高校・地域共創部のキャリア教育

2022年8月 第21回九州地区高等学校生徒商業研究発表会へ福岡県代表として出場(九州大会/鹿児島市)

博多女子高校・地域共創部は、職場体験的な活動の枠を超え、地域の課題を地域の人と共に共有し、共に行動する実践的活動を基本としています。

先輩から後輩へ引き継ぐ「地域との活動」は継続性を持ち、先輩たちの実績の上に自分たちの実績を創り上げることになります。その継続的な活動を通じた経験が生徒自身と社会との繋がりを認識できる場所となっています。

2024年4月 先輩から活動を引き継いだ新3年生たち

だからこそ、将来必要とする「能力」に生徒自ら気付くことができる環境であり機会です。

生徒たちの日常がある地域社会を今よりもより良くしたいと感じたところから、将来「働くこと」への意識が芽生え、これから必要だと考えた「資質」や「能力」を自ら手に入れようとする人間に育って欲しいと考えています。

地域共創部で手に入ったモノ – 先輩から後輩へ

卒業近くになった3年生の中には活動を通じて変化した自分、何かが手に入った自分に気付く生徒が出てきます。

地域共創部では先輩から後輩へ活動を引き継ぐにあたり「引継ぎ式」があり、この場で先輩から後輩へ「伝えたいこと」がそれぞれの言葉として伝えられています。